皆様、こんにちは。
このたび、2024年4月に新設されました名古屋市立大学大学院医学研究科 感染症学分野において、初代教授を拝命いたしました伊東直哉です。本分野の設立にあたり、多くの方々から多大なるご支援をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。また、同年6月からは名古屋市から臨床感染症学(寄附講座)のご支援を賜り、本分野の活動をさらに広げることが可能となりました。
本分野の目的は、「日本における臨床感染症診療と教育の普及・確立・発展、そして臨床感染症研究」にあります。現代の医療において、感染症は依然として重要な課題であり、その診療・予防・研究は、多職種が連携して取り組むべき領域です。我々は、医療現場で直面するさまざまな感染症関連の課題に対し、医療従事者の皆様が最新の知識と技術を身につけ、患者さんにより良い医療を提供できるよう努めてまいります。
特に、以下の活動を重視しております:
- 1.感染症診療に携わる医療従事者の育成と支援 現場で活躍する医師、看護師、薬剤師をはじめとした多職種の皆様に、実践的な学習の機会を提供するとともに、感染症診療の高度化に寄与します。
- 2.教育の普及 医学生や若手医療従事者に対して、臨床感染症教育を充実させ、未来を担う人材を育成します。
- 3.臨床研究の推進 医療現場での感染症診療に直結する実践的な研究を進め、その成果を社会に還元することで、感染症診療の発展に貢献します。
本分野は、診療・教育・研究を通じて、常に医療の最前線で活動する皆様を支え、日本の感染症診療水準をさらに向上させることを目指しております。また、私たちは多くの関係者と連携し、地域や国を超えた協力の輪を広げていくことを重要視しています。
最後に、本分野のさらなる発展のためには、皆様のご指導とご支援が不可欠です。共に、感染症診療の質を高め、日本の医療を支える強固な基盤を築いてまいりましょう。何卒よろしくお願い申し上げます。